2020年2月11日

大阪民医連学術運動交流集会

毎年恒例の 民医連学術運動交流集会が2/11(祝)に行われました。参加総数 1400人 発表259演題 スローガンは「災害を乗り越える地域・つながりづくり」にじからは、26名が参加し、4名が発表を行いました。

参加者感想

記念講演 藤末先生の話

・災害救助法などの法律によって医療行為が制限されていたことに驚いた。「被災地から情報発信がないことは甚大な被害の事実を示している」ということから報道が全てではないと思た。

・被災弱者の避難、救助支援を含む事業計画を 今後に向けて整えることはもちろんだが、「人を動かすのは人」ということから、人と人のつながりが本当に大切なのだと改めて思った。


・阪神淡路大震災当時のリアルな様子が分かった。ビルの倒壊など現象面を重視する日本のマスコミと、病院での負傷者の状態を重視する海外(BBC放送)と の対比が興味深かった。今後くる南海トラフへの対応、備えが必要だと感じた。

・今、組織だけでなく、住民すべてに考えてもらいたい震災等の対応、心のケアも含め話し合うべきだと思った。

・近頃は災害も多く災害時の被災者支援の対応も確立してきているようですが、阪神大震災の時は、災害時の対応がしっかり決まっておらず、大変だったこと がよく分かった。

実行委員長 中村先生の話

・一番感心したのは、中村先生のキーワードの孤立しているか貧困でないかの質問がなるほどと思いました。

 ①TVがない ②冷蔵庫がない ③エアコンがない ④家族専用のお風呂がない ⑦ライフラインをとめられたことがある…ここまでは分かるのですが、⑤礼服がない ⑥親族の冠婚葬祭に金欠で欠席したことがある。この⑤⑥にはなるほどと思いました。


分科会

・口腔外科のお話を拝聴しました。入院中でも航空内ケアが必須で退院後にきちんとかかりつけ歯科への受信が必要と知りました。

・無国籍、無保険患者の在宅での受け入れや、地域住民向け学習会、新人研修制度、ポリファーマシーへの薬局だの取り組みについて学習した。

・第5分科会 胃痩やそれに対応する内容として、簡易懸濁法の取り組みについての苦労が分かった。

・在宅の介護には周りのサポートも必要であり、長く続けるために家族に対するケアの重要性が分かった。

・SDHの文科会で、経済面で困っている方が多いように感じます。もっと根っこの部分の解決が必要、そんな社会にしてい行くべきだと強く思った。

・第17分科会、「PCAポンプを使用したがん患者の退院支援にかかわった一症例」は今まで経験したことのないもので勉強になった。

・他法人の薬剤師から「看護からのSOS」「多職種連携より服薬状況を改善できた事例」などが報告され、在宅患者さんの服薬状況が改善されるなど薬剤師の役割が共有できた。

ポスターセッション・発表

・「にじ」からの発表もよかった。

・しいのみ薬局の簡易懸濁法を取り入れた口頭発表を聞き、2020調剤報酬改定にも新設された項目でもあり、古くて新しいタイムリーな内容で、時代の動きを感じました。

・自法人以外の発表を聞くことも、興味をひくものが多くあり、中でも薬局で取り組まれた発表については参考にすべき点が多々あり、有意義であった。

・薬剤師の話だけではなく、たくさんの勉強をさせて頂きました。

参加された皆さん お疲れさまでした。

一般社団法人ファーマメイトにじ・おおさか

本社所在地
大阪府大阪市鶴見区横堤5-2-2-2F

本社電話番号 06-4257-4680

FAX番号 06-4257-4676